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特徴等

萬福寺 (まんぷくじ) は中国僧隠元によって寛文元年(1661)に開創された黄檗宗の大本山で、宇治市五ヶ庄の里に位置している。伽藍の配置や堂舎の建築様式は中国の明時代末期頃の様式で造られており、建築材も東南アジア原産のチーク材が使われている。伽藍は延宝7年(1679)までにほぼ完成した。総門はじめ23棟の建物が重要文化財に指定されており、江戸前期の特色ある伽藍の様子を今に伝えている。
斎堂 (さいどう) は桁行五間、梁間六間、入母屋造、本瓦葺の建物で、僧侶の食堂である。堂内に緊那羅王菩薩が祀られ、高脚飯台と腰掛が置かれている。前方入口の前には、「開梆(かいぱん)」 (刻限を報じる魚の形をした木製の法具) と「雲版」 (朝と昼の食事と朝課の時に打つ青銅製の法具) がある。
参考資料:萬福寺HP/国指定文化財等DB(文化庁)
2018-4-6

萬福寺齋堂 (撮影:2008-9) 萬福寺齋堂 (撮影:2008-9)
       
       
       
       
萬福寺齋堂 (撮影:2008-9)
番号・名称 年 代   構造等
498 萬福寺斎堂 寛文8年(1668)  桁行五間、梁間六間、一重、入母屋造、本瓦葺
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