特徴等
浄土院は平等院の塔頭で、浄土宗の栄久 (えいく) 上人が、明応年間(1492-1501))に平等院修復のために開創した寺と伝わっており、鳳凰堂の西南方に所在している。
養林庵書院は、桁行9.1m、梁間9.9m、正面入母屋造、背面切妻造、檜皮葺の建物で、桃山城から移したものと伝わっている。正面一間通り広縁で、中央に寛永の三筆の一人・松花堂昭乗による「養林庵」の扁額が架けられている。内部は九室に分かれ、狩野山雪による襖絵や山楽による床壁絵などが描かれている。妻飾りは木連格子で梅鉢懸魚を飾り、各部所に飾金具を打っている。
参考資料:平等院HP/宇治の建造物Website(宇治市教育委員会)/国指定文化財等DB(文化庁)
2023-4-2
浄土院養林庵書院 (撮影:2023-4)
       
       
       
       
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番号・名称 年 代   構造等
491 浄土院養林庵書院 桃山
(1573-1614)
桁行9.1m、梁間9.9m、一重、正面入母屋造、背面切妻造、檜皮葺、側面庇附属
浄土院養林庵書院 (撮影:2023-4) 浄土院養林庵書院 (撮影:2023-4)
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