特徴等
平等院は、宇治橋から4百mほど上流の宇治川左岸に位置している。永承7年(1052)、関白藤原頼通が父・道長より譲り受けた別荘を寺院としたもので、翌年の天喜元年(1053)には阿弥陀堂 (鳳凰堂) (ほうおうどう) が落慶し、仏師定朝作の阿弥陀如来坐像 (高さ277.2cm) が安置された。当時、末法思想の影響で、極楽往生を願う浄土信仰が広がって社会の各層から信仰されたが、その後も今日に至るまで広く信仰を集めてきた。
観音堂は桁行七間、梁間四間、一重、寄棟造、本瓦葺の建物で、境内の東北部、創建当時の本堂跡に、鎌倉時代前期に、再建された。建物は全体的に簡素であるが、垂木を地円飛角の二軒とし、天平以来の格式高い様式に倣っている。
参考資料:平等院HP(平等院)/国指定文化財等DB(文化庁)
2022-12-9
平等院観音堂 (撮影:2022-12) 平等院観音堂 (撮影:2022-12)
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番号・名称 年 代   構造等
490 平等院観音堂 鎌倉前期
(1185-1274)
桁行七間、梁間四間、一重、寄棟造、本瓦葺
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    京都府の重要文化財建造物         2018-2-1 現在
平等院観音堂 (撮影:2022-12)