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平等院鳳凰堂両翼廊(南)
(撮影:2022-12)
平等院鳳凰堂両翼廊(南)
(撮影:2022-12)
番号・名称 年 代   構造等
487 平等院鳳凰堂
   両翼廊 (南)
   (国宝)
天喜元年
(1053)
桁行折曲り延長八間、梁間一間、隅楼二重三階、宝形造、廊一重二階、切妻造、本瓦葺
       
       
       
       
特徴等
平等院は、宇治橋から4百mほど上流の宇治川左岸に位置している。永承7年(1052)、関白藤原頼通が父・道長より譲り受けた別荘を寺院としたもので、翌年の天喜元年(1053)には阿弥陀堂 (鳳凰堂) (ほうおうどう) が落慶し、仏師定朝作の阿弥陀如来坐像 (高さ277.2cm) が安置された。当時、末法思想の影響で、極楽往生を願う浄土信仰が広がって社会の各層から信仰されたが、その後も今日に至るまで広く信仰を集めてきた。
阿弥陀堂は中堂、左右の翼廊 (よくろう) 、尾廊 (びろう) より成っており、阿字池の中島に東を向いて建てられている。その姿や棟飾りとして一対の鳳凰が置かれていることから、江戸時代始め頃から鳳凰堂と呼ばれるようになったという。

翼廊は中堂の両側から南・北に延びる一重二階の廊で、前方に折れ曲り、角には二重三階、宝形造の隅廊が聳えている。左右対称で、高い位置に設けられた廊下や廊下を支える柱の間が吹き放しとなっていて、軽快な佇まいを見せている。
参考資料:平等院HP(平等院)/国指定文化財等DB(文化庁)
2022-12-6
平等院鳳凰堂両翼廊(南)
(撮影:2022-12)
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