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番号・名称 年 代   構造等
477 教王護国寺灌頂院 寛永6年(1629) 桁行七間、梁間七間、一重、寄棟造、本瓦葺
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    京都府の重要文化財建造物         2018-2-1 現在
特徴等
教王護国寺 (東寺) は、平安京の正門・羅城門を挟んで建立された東西両官寺の東寺で、延暦15年(796)の創建である。桓武天皇のあとに即位した嵯峨天皇は弘仁年間(810-824)に当寺を空海に勅賜され、真言宗の大本山となった。その後の長い歴史の中で衰退した時期もあったが、信長・秀吉の寄進などもあり伽藍が整備されていった。
灌頂院 (かんじょういん) は、弘法大師が修行した唐の青龍寺にならい、密教教義上から重要な道場として、承和10年(843)頃、実恵によって建立された。現在の建物は、天正13年(1585)の地震により被災後、寛永6年(1629)に再建されたもので、桁行七間 梁間七間、一重、寄棟造、本瓦葺である。灌頂道場としては最大規模のものといわれ、建物は正堂 (北部) と礼堂 (南部) 、それらをつなぐ相の間からなる双堂形式になっている。非公開のため、屋根が望めるだけであった。
参考資料:東寺HP/国指定文化財等DB(文化庁)
2022-12-5
教王護国寺灌頂院 (撮影:2022-12) 教王護国寺灌頂院 (撮影:2022-12)