特徴等 |
教王護国寺 (東寺) は、平安京の正門・羅城門を挟んで建立された東西両官寺の東寺で、延暦15年(796)の創建である。桓武天皇のあとに即位した嵯峨天皇は弘仁年間(810-824)に当寺を空海に勅賜され、真言宗の大本山となった。その後の長い歴史の中で衰退した時期もあったが、信長・秀吉の寄進などもあり伽藍が整備されていった。 北総門は切妻造、本瓦葺の四脚門で、鎌倉前期(1185-1274)の建造になる。北大門 (きただいもん) を出て櫛笥小路 (くしげこうじ) を北に2.5百米ほど進んだ先に、八条通りに面して建っている。北大門など他の門は三間一戸八脚門であるが、この門だけ四脚門である。櫛笥小路の東側には観智院など塔頭が並んでおり、西側には洛南高校などがある。 参考資料:東寺HP/国指定文化財等DB(文化庁) 2022-12-5 |
番号・名称 | 年 代 | 構造等 | |
474 教王護国寺北総門 | 鎌倉前期 (1185-1274) |
四脚門、切妻造、本瓦葺 |
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京都府の重要文化財建造物 2018-2-1 現在 |