特徴等
教王護国寺 (東寺) は、平安京の正門・羅城門を挟んで建立された東西両官寺の東寺で、延暦15年(796)の創建である。桓武天皇のあとに即位した嵯峨天皇は弘仁年間(810-824)に当寺を空海に勅賜され、真言宗の大本山となった。その後の長い歴史の中で衰退した時期もあったが、信長・秀吉の寄進などもあり伽藍が整備されていった。
講堂は桁行九間、梁間四間、一重、入母屋造、本瓦葺の和様の建物で、金堂の北に建っている。講堂は密教寺院における中心的な建物で、文明18年(1486)に土一揆による戦火で金堂、南大門などとともに焼失した後、多に先駆けて延徳3年(1491)に再建された。堂内の白亜の壇上には、大日如来を中心とした五智如来をはじめ、二十一体の仏像が安置され、立体曼荼羅を形成している。
参考資料:東寺HP/国指定文化財等DB(文化庁)/京都観光Navi(京都市観光協会)
2022-12-4
教王護国寺講堂 (撮影:2022-12) 教王護国寺講堂 (撮影:2022-12)
       
       
       
       
教王護国寺講堂 (撮影:2022-12)
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番号・名称 年 代   構造等
468 教王護国寺講堂 延徳3年(1491) 桁行九間、梁間四間、一重、入母屋造、本瓦葺
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    京都府の重要文化財建造物         2018-2-1 現在