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番号・名称 年 代   構造等
467 教王護国寺金堂
   (国宝)
慶長8年(1603) 桁行五間、梁間三間、一重もこし付、入母屋造、本瓦葺
       
       
       
       
特徴等
教王護国寺 (東寺) は、平安京の正門・羅城門を挟んで建立された東西両官寺の東寺で、延暦15年(796)の創建である。桓武天皇のあとに即位した嵯峨天皇は弘仁年間(810-824)に当寺を空海に勅賜され、真言宗の大本山となった。その後の長い歴史の中で衰退した時期もあったが、信長・秀吉の寄進などもあり伽藍が整備されていった。
金堂は東寺一山の本堂で、南大門の北に建っている。文明18年(1486)に土一揆による戦火で焼失し、現在の堂は豊臣秀頼の発願により慶長8年(1603)に再建されたものである。桁行五間、梁間三間、一重もこし付、入母屋造、本瓦葺の雄大な建築で、屋根の中央の切り上げは東大寺大仏殿や平等院鳳凰堂にも見られる形である。小屋根の下にある両開きの扉は、法会のときに開けられ、散華したともいわれている。堂内には薬師三尊、十二神将を安置する。
参考資料:東寺HP/国指定文化財等DB(文化庁)/京都観光Navi(京都市観光協会)
2022-12-4
教王護国寺金堂 (撮影:2022-12)
教王護国寺金堂 (撮影:2022-12) 教王護国寺金堂 (撮影:2022-12)
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