特徴等
龍安寺は、宝徳2年(1450)に管領細川勝元が徳大寺家の別荘を譲り受け、妙心寺第五世の義天玄承禅師を招いて創建された禅院である。応仁の乱(1467-1477)により焼失し、明応8年(1499)に細川政元により再興されたが、寛政9年(1797)に方丈、開山堂、仏殿を火災によって焼失した。
現在の本堂は、そのとき塔頭・西源院の方丈を移築したもので、慶長11年(1606)の建立になるものである。桁行21.0m、梁間18.0m、入母屋造、こけら葺で、大規模な方丈形式本堂の代表例とされている。
方丈の南側に広がる方丈庭園は、東・南・西面を築地塀で囲まれた矩形の石庭である。白砂敷のなかに5群15個の石組が配され、自然を狭い空間に圧縮し、抽象化して表現する枯山水庭園として著名である。
先日60年振りに訪れたが、拝観客が多くなっているのには驚いた。
参考資料:龍安寺案内リーフレット(龍安寺)/国指定文化財等データベース(文化庁)
2023-2-25
竜安寺本堂 (撮影:2023-2) 竜安寺本堂 (撮影:2023-2)
竜安寺石庭 (撮影:2023-2) 竜安寺石庭 (撮影:2023-2)
竜安寺本堂 (撮影:2023-2) 竜安寺本堂 (撮影:2023-2)
竜安寺本堂 (撮影:2023-2) 竜安寺本堂 (撮影:2023-2)
       
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番号・名称 年 代   構造等
465 竜安寺本堂 慶長11年
(1606)
桁行21.0m、梁間18.0m、一重、入母屋造、こけら葺  附指定 玄関
    京都府の重要文化財建造物         2018-2-1 現在