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番号・名称 年 代   構造等
444 仁和寺経蔵 寛永18年-正保元年
(1641-1645)
桁行三間、梁間三間、一重、宝形造、本瓦葺、八角輪蔵付
特徴等
仁和寺 (にんなじ) は、宇多天皇が光孝天皇の遺志を継いで仁和4年(888年)に金堂を建立、年号から「仁和寺」と命名されたことに始まる古寺で、京都市の西北部、御室の地に所在している。応仁の乱(1467-1477)により全伽藍を焼失したが、寛永18年(1641)-正保元年(1644)間に再興された。現在見られる伽藍は、主としてこの時のものである。平成6年(1994)に世界遺産に登録され、また、境内の「御室桜」は遅咲きの桜として知られている。
経蔵は、桁行三間、梁間三間、宝形造、本瓦葺で、金堂の東に建っている。石積基壇の上に建ち、正面に両開きの板唐戸を設け、左右に花頭窓を付ける。禅宗様で統一された建築で、内部に釈迦如来・文殊菩薩・普賢菩薩など六躯を安置し、中央の八面体の回転式書架(輪蔵)に天海版の「一切経」が収められている。
参考資料:仁和寺HP/国指定文化財等データベース(文化庁)
2023-2-20
仁和寺経蔵 (撮影:2023-2) 仁和寺経蔵 (撮影:2023-2)
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