番号・名称		年 代	構造等
422 妙心寺法堂		明暦2年 (1656)	桁行五間、梁間四間、一重もこし付、入母屋造、本瓦葺

特徴等

妙心寺は、建武4年(1337)、関山慧玄（かんざんえげん）(無相大師)を開山に迎え、花園天皇がその離宮を禅寺に改められたこと始まる古刹である。応永6年（1399）の大内義弘の乱の際、足利義満は境地寺産を没収し、妙心寺を竜雲寺と改めたため、一時中絶したが、第六世雪江宗深（せっこうそうしん）（1408-1486）の時代に細川勝元の支援を受けて復興、武士層の帰依を受けて隆盛した。臨済宗妙心寺派の大本山で、広い山内には三門、仏殿、法堂、方丈等の伽藍が一直線上に並び、周囲に四十六の塔頭寺院が点在している。 法堂 (はっとう) は、桁行五間、梁間四間、入母屋造、本瓦葺で、仏殿の北に建っている。石造基壇の上に建ち、一重のもこしを付け、南北の廊下で仏殿と寝堂 (しんどう) に繋がっている。住持の演法や儀式が行われる場で、天井には狩野探幽の雲龍の画がある。北側の廊下が「附(つけたり)」に指定されている。 参考資料：妙心寺HP／国指定文化財等DB(文化庁) 2023-1-10

	廊下
妙心寺法堂 (撮影：2023-1)	妙心寺法堂 (撮影：2023-1)

京都府の重要文化財建造物　　　 　　　　　2018-2-1 現在