番号・名称 年 代   構造等
405 東福寺常楽庵
  開山堂・昭堂

文政6年
(1823)

開山堂 桁行正面一間、背面二間、梁間三間、一重、宝形造、桟瓦葺
昭堂 桁行八間、梁間三間、一重一部二階(伝衣閣)、切妻造、東面仏壇・背面北側庇附属、背面中央取合 桁行五間、梁間三間、一重、両下造、西面登り口附属、背面両端突出部・中央開山堂に接続、桟瓦葺(伝衣閣こけら葺)
特徴等
東福寺は、鎌倉前期 (1185-1274) に九条家の菩提寺として九条道家により造営された寺院で、東山区の最南部に位置している。
常楽庵は東福寺の開山である円爾 (えんに) (聖一国師/しょういちこくし) を祀る開山塔院で、通天橋が架かる洗玉澗 (三ノ橋川) を隔てて本山伽藍の北方に位置している。創建は13世紀であるが、現在の諸堂は文政2年(1819)焼失後に再建されたものである。諸堂は廊下等で結ばれ、庭園をコの字型に囲むように建つ配置構成が特徴となっている。
開山堂 (かいさんどう) は桁行正面一間、背面二間、梁間三間、一重、宝形造、桟瓦葺で、昭堂の北に接続して建ち、円爾の尊像が安置されている。昭堂 (しょうどう) は桁行八間、梁間三間、一重一部二階、切妻造で、中央の楼閣「伝衣閣 (でんねかく) 」は京の五閣の一つとして知られている。
参考資料:東福寺案内リ-フレット(東福寺)/国指定文化財等DB(文化庁)/東福寺常楽庵客殿(普門院)ほか2棟 保存修理事業(京都府教育庁指導部文化財保護課)

2022-11-3
東福寺常楽庵開山堂・昭堂
(撮影:2022-10)
東福寺常楽庵開山堂・昭堂
(撮影:2022-10)
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