東福寺は、鎌倉前期 (1185-1274) に九条家の菩提寺として九条道家により造営された寺院で、東山区の最南部に位置している。 十三重石塔は花崗岩製で、境内東南部の高台に建っている。初重基壇には梵字が刻まれており、台石には康永2年(1343) の刻銘があるので、同年の造立と見られている。東福寺の案内パンフレットには、「九条道家が当寺創立を祈願して造立。」と説明されているが、年代が矛盾するので釈然としない。 参考資料:東福寺案内リーフレット(東福寺)/国指定文化財等データベース(文化庁HP) 2022-11-2