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番号・名称 年 代   構造等
394 三聖寺愛染堂 室町前期
(1333-1392)
八角円堂、一重、宝形造、こけら葺
特徴等
東福寺は、鎌倉前期 (1185-1274) に九条家の菩提寺として九条道家により造営された寺院で、東山区の最南部に位置している。
愛染堂 (あいぜんどう) は室町前期(1333-1392)の建立で、江戸時代まで東福寺北隣にあった塔頭三聖寺 (鎌倉時代創建、廃寺) の愛染堂であった。昭和9年(1934)の室戸台風で倒壊し、現在は東福寺普門院辺のこの地に移転し修復された。朱塗りの八角円堂で、屋根は一重、宝形造で杮葺とする。八面観音開きの開口部とし、正面後方三面の位置に設けた須弥壇上に宝塔形の厨子を置き、中に鎌倉時代制作になる愛染明王坐像を安置する。また隣には、元は中国の海神で禅院伽藍を守護するとされる招宝七郎 (しょうぼうしちろう) を祀っている。
参考資料:現地の説明板(東福寺)/国指定文化財等データベース(文化庁HP)
2022-10-31
三聖寺愛染堂 (撮影:2022-10) 三聖寺愛染堂 (撮影:2022-10)
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    京都府の重要文化財建造物         2018-2-1 現在