特徴等

旧帝国京都博物館 (現京都国立博物館) は明治22年(1889)に設置が決定し、同30年(1897)から展示公開が開始された博物館で、七条通と東大路通が交差する角地に位置している。開館当初に建設された旧本館、表門、南北の札売場及び袖塀の4棟が重要文化財に指定され、一体となって当時の景観を今に伝えている。
本館はバロック様式を取り入れた煉瓦造、桟瓦葺 (一部スレート及び銅板葺) の建物で、現在は明治古都館と称されている。正面中央に玄関を設け、三角形の破風に仏教世界の美術工芸の神とされる毘首羯磨 (びしゅかつま) と技芸天 (ぎげいてん) の像を彫刻して飾っている。玄関ホール、中央ホールのほか、大小10室の陳列室及び中庭が左右対称に配置されている。竣工は明治28年で、設計は宮内省内匠寮技師片山東熊。
参考資料:京都国立博物館HP/国指定文化財等DB(文化庁)
2018-4-6

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番号・名称 年 代   構造等
382 旧帝国京都博物館
   本館
明治28年
(1895) 
煉瓦造、一階建、桟瓦葺、一部スレート及び銅板葺、建築面積2,896.5㎡
旧帝国京都博物館本館 (撮影:2023-3) 旧帝国京都博物館本館 (撮影:2023-3)
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旧帝国京都博物館本館 (撮影:2007-4) 旧帝国京都博物館本館 (撮影:2007-4)
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