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番号・名称 年 代   構造等
362 清水寺
   阿弥陀堂
寛永(1624-1643)頃  桁行三間、梁間三間、一重、入母屋造、背面一間通り庇付、桟瓦葺
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    京都府の重要文化財建造物         2018-2-1 現在
特徴等

清水寺は音羽山の中腹に位置する北法相宗の総本山で、「清水寺縁起」によると、宝亀9年(778)に僧延鎮が音羽の滝上に観音を祀ったことに始まり、延暦17年(798)には坂上田村麻呂が仏殿を建立して桓武天皇の勅願寺になったと伝える古刹である。創建後何度も火災により焼失し、現在の建物はほとんどが17世紀前半に再建されたものである。本堂はじめ16棟の建物が重要文化財に指定され、清水寺の伽藍景観を形成している。
阿弥陀堂は方三間、入母屋造、檜皮葺の堂宇で、釈迦堂の南に並んで建っている。前面一間は広く開放して礼堂 (らいどう) とし、通路を兼ねる。内陣には阿弥陀如来坐像を安置する。浄土宗の開祖・法然上人が唱導した常行念仏が日本で最初に行われた場所で、上人像も祀られている。
参考資料:清水寺HP/国指定文化財等DB(文化庁)
2022-11-24

清水寺阿弥陀堂 (撮影:2022-11) 清水寺阿弥陀堂 (撮影:2022-11)