特徴等

清水寺は音羽山の中腹に位置する北法相宗の総本山で、「清水寺縁起」によると、宝亀9年(778)に僧延鎮が音羽の滝上に観音を祀ったことに始まり、延暦17年(798)には坂上田村麻呂が仏殿を建立して桓武天皇の勅願寺になったと伝える古刹である。創建後何度も火災により焼失し、現在の建物はほとんどが17世紀前半に再建されたものである。本堂はじめ16棟の建物が重要文化財に指定され、清水寺の伽藍景観を形成している。
轟門は、切妻造、本瓦葺の三間一戸八脚門で、寛永(1624-1643)頃の再建になる。本堂の手前に設けられており、左右両脇間に持国天像と広目天像を祀り、背面には阿・吽形 (あうんぎょう) の狛犬 (こまいぬ) を安置する。門前には梟 (ふくろう) の手水鉢 (ちょうずばち) がある。
参考資料:清水寺HP/国指定文化財等DB(文化庁)

2022-11-24

清水寺轟門 (撮影:2022-11)
       
       
       
       
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番号・名称 年 代   構造等
359 清水寺轟門 寛永(1624-1643)頃  三間一戸八脚門、切妻造、本瓦葺
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    京都府の重要文化財建造物         2018-2-1 現在