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特徴等

清水寺は音羽山の中腹に位置する北法相宗の総本山で、「清水寺縁起」によると、宝亀9年(778)に僧延鎮が音羽の滝上に観音を祀ったことに始まり、延暦17年(798)には坂上田村麻呂が仏殿を建立して桓武天皇の勅願寺になったと伝える古刹である。創建後何度も火災により焼失し、現在の建物はほとんどが17世紀前半に再建されたものである。本堂はじめ16棟の建物が重要文化財に指定され、清水寺の伽藍景観を形成している。
三重塔は平安初期、承和14年(847)の創建と伝わるが、現在の塔は寛永9年(1632)に再建されたものである。昭和62年(1987)に解体修理され、総丹塗りや各重横木の極彩色文様の復元が行われた。壁、天井、柱などが極彩色で華麗に荘厳されている。
参考資料:清水寺HP/国指定文化財等DB(文化庁)
2018-4-6

       
       
       
       
番号・名称 年 代   構造等
353 清水寺三重塔 寛永9年
(1632) 
三間三重塔婆、本瓦葺
清水寺三重塔 (撮影:2007-1) 清水寺三重塔 (撮影:2007-1)
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