番号・名称 | 年 代 | 構造等 | |
348 六波羅蜜寺本堂 | 貞治2年 (1363) |
桁行七間、梁間六間、一重、寄棟造、向拝三間、本瓦葺 |
特徴等 |
六波羅蜜寺(ろくはらみつじ)は天暦5年(951)、京都に蔓延していた疫病がおさまり平穏な世に戻ることを祈って、空也上人自らが制作した十一面観音像を本尊として創建された西光寺に始まる寺院で、京都東山の地に所在している。空也上人は醍醐天皇の第二皇子で、専ら無阿弥陀仏と唱えて極楽往生を願う阿弥陀信仰を広めた僧侶として知られており、木造の小さな阿弥陀立像が開いた口から六体現れ出る空也上人の立像(運慶の四男康勝作)は著名である。 本堂は桁行七間、梁間六間、寄棟造、本瓦葺で、貞治2年(1363)の建造である。三間の向拝は、豊臣秀吉が大仏建立の際に本堂を補修し、附設したものという。明治以降荒廃していたが、昭和44年(1969)開創1千年を記念して解体修理が行われ、丹の色も鮮やかに蘇った。 参考資料:六波羅蜜寺HP/国指定文化財等DB(文化庁) 2023-3-28 |
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京都府の重要文化財建造物 2018-2-1 現在 |