特徴等
知恩院 (ちおんいん) は浄土宗の開祖、法然上人が教えを広め、入寂された遺跡に建つ浄土宗の総本山で、京都東山の山麓に所在している。江戸時代初期、徳川家康が浄土宗を信仰し当寺を京都における菩提所と定めたことから寺領が拡大し、現在の大伽藍が築かれた。三門と本堂 (御影堂) が国宝に指定されているほか、経蔵など9棟の建物が重要文化財になっている。
大庫裏 (おおくり) は桁行31.5m、梁間25.6m、入母屋造、本瓦葺で、新玄関の北側に南北棟として建っている。大方丈 (おおほうじょう) などと同じ寛永18年(1641)の建造である。北門から南に続く参道から、花頭窓が並ぶ建物の西平面を見ることができる。建物の東にある庫裡玄関と歩廊が附(つけたり)指定されている。
参考資料:知恩院HP/国指定文化財等DB(文化庁HP)
2023-3-29
       
       
       
       
知恩院庫裏玄関 (撮影:2023-3)
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番号・名称 年 代   構造等
344 知恩院大庫裏 寛永18年
(1641)
桁行22.7m、梁間18.7m、一重、入母屋造、檜皮葺
知恩院大庫裏 (撮影:2023-3) 知恩院大庫裏 (撮影:2023-3)
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