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番号・名称 年 代   構造等
340 知恩院唐門 寛永18年(1641)
四脚門、前後唐破風造、側面入母屋、檜皮葺
特徴等
知恩院 (ちおんいん) は浄土宗の開祖、法然上人が教えを広め、入寂された遺跡に建つ浄土宗の総本山で、京都東山の山麓に所在している。江戸時代初期、徳川家康が浄土宗を信仰し当寺を京都における菩提所と定めたことから寺領が拡大し、現在の大伽藍が築かれた。三門と本堂(御影堂)が国宝に指定されているほか、経蔵など9棟の建物が重要文化財になっている。
唐門 (からもん) は、本堂 (御影堂) の北に建つ方丈や集會堂 (しゅえどう) などを画する塀に開かれている。寛永18年(1641)建立の檜皮葺の四脚門で、前後唐破風造、側面入母屋とする。牡丹唐草、鯉に乗る老人 (北側蟇股)、巻物を持ち鶴に乗る老人 (南側蟇股)、松を配した細かな彫刻がなされており、これは桃山時代に流行した故事伝説に基づくものといわれている。
参考資料:知恩院HP(知恩院)/国指定文化財等DB(文化庁HP)
2022-11-19
知恩院唐門 (撮影:2022-11) 知恩院唐門 (撮影:2022-11)
       
       
       
       
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