特徴等 |
知恩院 (ちおんいん) は浄土宗の開祖、法然上人が教えを広め、入寂された遺跡に建つ浄土宗の総本山で、京都東山の山麓に所在している。江戸時代初期、徳川家康が浄土宗を信仰し当寺を京都における菩提所と定めたことから寺領が拡大し、現在の大伽藍が築かれた。三門と本堂
(御影堂) が国宝に指定されているほか、経蔵など9棟の建物が重要文化財になっている。 三門は三段からなる伽藍の下段に開かれている入母屋造、本瓦葺の五間三戸二階二重門で、左右に山廊が付いている。徳川秀忠が元和5年(1619)に建立を発意し、元和7年(1621)に完成し,造営に中井家支配の棟梁があたったことが知られている。構造細部は禅宗様を基調とし、二階内部は極彩色を施す。現存するうち最大の二階二重門で、高い完成度をもつ遺構として、極めて高い価値が認められている。 参考資料:知恩院HP(知恩院)/国指定文化財等DB(文化庁) 2022-11-19 |
番号・名称 | 年 代 | 構造等 | |
335 知恩院三門 (国宝) |
元和7年 (1621) |
五間三戸二階二重門、入母屋造、本瓦葺、両山廊付、山廊 各桁行三間 |
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京都府の重要文化財建造物 2018-2-1 現在 |