特徴等 |
勧修寺は真言宗に即する寺院で、京都市山科区に所在している。昌奉3年(900)Iに醍醐天皇の母・藤原胤子を弔うために、胤子の母の実家である宮道家邸宅を寺に改めたのが始まりといわれ、のちに醍醐天皇の勅願寺となった。代々門跡寺院として栄えたが、文明年2年(1470)に兵火で焼失し、江戸時代に徳川家と皇室の援助により再興された。現在、境内南寄りに氷室池が大きく広がり、その北に宸殿、書院、本堂などが並んでいる。 書院は、明正天皇より後西院御所の旧殿を下賜されて造られたといわれている。平面は門跡の御座の間であった御座所、対面所であった広間を中心に小室や鞘の間、広縁が配され、なかでも御座所の西桜棚は有名である。 参考資料:現地の説明板(京都市)/国指定文化財等DB(文化庁) 2023-4-18 |
番号・名称 | 年 代 | 構造等 | |
319 勧修寺書院 | 17世紀(1601 -1700)末 |
桁行正面六間、背面九間、梁間東側面五間、西側面四間、一重、入母屋造、こけら葺 |
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京都府の重要文化財建造物 2018-2-1 現在 |