リストに戻る
番号・名称 年 代   構造等
317 南禅寺三門 寛永5年
(1628)
五間三戸二階二重門、入母屋造、本瓦葺、両山廊付 山廊 各桁行三間、梁間二間、一重、切妻造、本瓦葺
南禅寺三門 (撮影:2023-1) 南禅寺三門 (撮影:2023-1)
特徴等
南禅寺は臨済宗南禅寺派の本山で、東山三十六峰の一つ、南禅寺山の西麓に立地している。亀山天皇が文永元年(1264)に造営した離宮を、正応4年(1291)に無関普門 (むかんふもん) を開山として禅寺とされ、第2世規庵祖円のもとで伽藍が整備された。創建当時の伽藍など3回の火災により失われ、現在のものは江戸時代前期以降に再建されたものである。
三門は、入母屋造、本瓦葺の五間三戸二階二重門で、法堂の前方に建っている。寛永5年(1627)、藤堂高虎が大坂夏の陣の戦没者慰霊のために寄進建立したものである。両側に二階に上る階段の上り口を覆う山廊を付ける。楼上には仏師左京の作になる宝冠釈迦如来像、十六羅漢像が安置され、内部の極彩色画は狩野探幽、土佐徳悦の合作と伝わる。石川五右衛門の伝説でも有名な三門である。 
参考資料:南禅寺案内リーフレット(南禅寺)/国指定文化財等DB(文化庁)
2023-1-31

山廊
南禅寺三門 (撮影:2023-1) 南禅寺三門 (撮影:2023-1)
       
       
       
       
リストに戻る
    京都府の重要文化財建造物         2018-2-1 現在