特徴等 |
金戒光明寺 (こんかいこうみょうじ) は、左京区黒谷町 (新黒谷) にある浄土宗七大本山の一つで、法然上人 (源空) が念仏の教えを広めるために比叡山を下り、はじめて営まれた草庵に始まるという古刹である。東山の山裾に広がる境内には、山門、阿弥陀堂、本堂などの堂宇や、18もの塔頭寺院が建ち並び、幕末には京都守護職会津藩の本陣にもなった。 三重塔は三間三重の塔婆で、寛永11年(1634)に伊丹重好が以前に仕えていた二代将軍徳川秀忠公の菩提を弔うために建立されたものである。正統的な和様の手法による塔で、材料、工法とも優れており、江戸初期の塔の基準作とされている。塔内には、運慶作と伝えられる文殊菩薩が本尊として祀られていたが御影堂に移され、現在はその分身が祀られている。 参考資料:金戒光明寺HP/現地の説明板(金戒光明寺)/国指定文化財等DB(文化庁) 2023-4-24 |
番号・名称 | 年 代 | 構造等 | |
264 金戒光明寺三重塔 | 寛永11年(1634) |
三間三重塔婆、本瓦葺 |
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京都府の重要文化財建造物 2018-2-1 現在 |