特徴等
吉田神社斎場所は吉田神社の末社で、天神地祇八百万神 (あまつかみくにつかみやおよろずのかみ) を祀る大元宮を中心とし、周囲に伊勢二宮をはじめ、全国の延喜式内社三千百三十二座を奉祀している。もとは、神職の卜部 (吉田) 家邸内にあったものを、文明16年 (1484) に、吉田神道を創設した吉田兼倶 (かねとも) がこの地に移建し、吉田神道の根本殿堂とした。
現在の本殿は慶長6年(1601)に建造されたもので、平面上八角形に、六角形の後房を付した珍しい形をしている。屋根は入母屋造、茅葺で、棟には千木をあげ、中央には露宝珠、前後には勝男木 (かつおぎ) を置く特殊な構造である。
参考資料:現地の説明板(京都市)/国指定文化財等DB(文化庁)

2018-4-23

       
       
       
       
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番号・名称 年 代   構造等
261 吉田神社斎場所太元宮 慶長6年(1601) 一重、入母屋造、茅葺
吉田神社斎場所太元宮 (撮影:2023-4) 吉田神社斎場所太元宮 (撮影:2023-4)
    京都府の重要文化財建造物         2018-2-1 現在