特徴等 |
賀茂御祖神社 (かもみおやじんじゃ) は、奈良時代後半の造営と推定されている古社で、鴨川と高野川の合流地に所在し、下鴨神社と通称されている。平安時代には賀茂別雷神社
(かもわけいかずちじんじゃ) とともに皇城鎮護の神として崇敬された。例祭は葵祭 (賀茂祭) として平安時代から有名で、祇園祭(八坂神社)、時代祭(平安神宮)とともに京都の三大祭りと呼ばれている。 摂社三井神社 (みついじんじゃ) は本宮の西に位置する摂社で、拝殿の北に、玉依姫命 (たまよりひめのみこと) とそのご両親の神が祀られる三つの社が東西に並んでいる。いずれも一間社流造、檜皮葺で、東殿には伊賀古夜日賣命 (いかこやひめのみこと)、中殿には賀茂建角身命 (かもたけつぬみのみこと)、西殿には玉依姫命 (たまよりひめのみこと) が祀られている。いずれも記紀に出てくる神々で、玉依媛命と賀茂建角身命は下鴨神社の主神として本宮に祀られている。 境内の西側に南北に並ぶ三つの社が、「附」として重要文化財になっている。 北殿 諏訪社(すわしゃ):祭神「建御方神 (たけみなかたのかみ) 」 中殿 小杜社(こもりしゃ):祭神「水分神 (みくまりのかみ) 」 南殿 白鬚社(しらひげしゃ):祭神「猿田彦神 (さるたひこのかみ) 」 2022-12-17 |
番号・名称 | 年 代 | 構造等 | |
251-253 賀茂御祖神社 摂社 三井神社本殿 (1) (2) (3) |
寛永5年 (1628)頃 |
いずれも 一間社流造、檜皮葺 |
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京都府の重要文化財建造物 2018-2-1 現在 |