特徴等 |
賀茂御祖神社 (かもみおやじんじゃ) は、奈良時代後半の造営と推定されている古社で、鴨川と高野川の合流地に所在し、下鴨神社と通称されている。平安時代には賀茂別雷神社 (かもわけいかずちじんじゃ) とともに皇城鎮護の神として崇敬された。例祭は葵祭 (賀茂祭) として平安時代から有名で、祇園祭 (八坂神社) 、時代祭 (平安神宮) とともに京都の三大祭りと呼ばれている。 大炊所 (おおいどころ) は、桁行五間、梁間三間、一重、切妻造、本瓦葺の建物で、本殿西に隣接する三井神社の境内西側の一画にあり、大炊殿 (おおいどの) とも呼ばれている。神饌の煮焚き、調理を行う台所で、入口の土間には竈 (かまど) (京都では「おくどさん」と呼ぶ。) があり、お供えの材料や用具を洗ったり調理をする中の間と、盛り付けをし神前にお供えする順に並べて置く配膳棚が設けられた奥の間がある。神饌の料理は、現在は、西御料屋で行っているとのことである。 大炊所に隣接して井戸屋形があり、大炊所の「附 (つけたり) 」として重要文化財になっている。 2022-12-17 |
番号・名称 | 年 代 | 構造等 | |
246 賀茂御祖神社 大炊所 |
寛永5年(1628)頃 |
桁行五間、梁間三間、一重、切妻造、本瓦葺 |
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京都府の重要文化財建造物 2018-2-1 現在 |