特徴等
賀茂御祖神社 (かもみおやじんじゃ) は、奈良時代後半の造営と推定されている古社で、鴨川と高野川の合流地に所在し、下鴨神社と通称されている。平安時代には賀茂別雷神社 (かもわけいかずちじんじゃ) とともに皇城鎮護の神として崇敬された。例祭は葵祭 (賀茂祭) として平安時代から有名で、祇園祭 (八坂神社) 、時代祭 (平安神宮) とともに京都の三大祭りと呼ばれている。
橋殿 (はしどの) は桁行四間、梁間三間、一重、入母屋造、妻入、檜皮葺で、楼門を入った左側に建っている。御手洗川 (みたらしがわ) を跨いでいるのでその名がある。御蔭祭 (みかげまつり) のとき御神宝を奉安する御殿である。古くは御戸代会神事 (みとしろえしんじ) などが行われていたが、現在は名月管弦祭や正月神事等年中祭の際に神事芸能などが奉納されている。現在の建物は、寛永5年(1628)頃の造替になるものである。
参考資料:賀茂御祖神社案内リーフレット/国指定文化財等DB(文化庁)
2022-12-17
       
       
       
       
賀茂御祖神社橋殿 (撮影:2022-12) 茂御祖神社橋殿 (撮影:2022-12)
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番号・名称 年 代   構造等
243 賀茂御祖神社
   橋殿
寛永5年(1628)頃 桁行四間、梁間三間、一重、入母屋造、妻入、檜皮葺
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    京都府の重要文化財建造物         2018-2-1 現在