番号・名称 | 年 代 | 構造等 | |
225 賀茂御祖神社東本殿 (国宝) | 文久3年(1863) |
三間社流造、檜皮葺 | |
226 賀茂御祖神社西本殿 (国宝) | 文久3年(1863) |
三間社流造、檜皮葺 |
特徴等 |
賀茂御祖神社 (かもみおやじんじゃ) は、奈良時代後半の造営と推定されている古社で、鴨川と高野川の合流地に所在し、下鴨神社と通称されている。平安時代には賀茂別雷神社 (かもわけいかずちじんじゃ) とともに皇城鎮護の神として崇敬された。例祭は葵祭 (賀茂祭) として平安時代から有名で、祇園祭 (八坂神社) 、時代祭 (平安神宮) とともに京都の三大祭りと呼ばれている。 下鴨神社には東本殿と西本殿の二棟の本殿があり、東本殿には玉依媛命 (たまよりひめのみこと) 、西本殿には賀茂建角身命 (かもたけつぬみのみこと) が祀られている。いずれも三間社流造、檜皮葺で、文久3年(1863)の建造になるものである。 また、以下の社殿が、本殿の「附 (つけたり) 」に指定されている。 末社印社本殿、 末社印社本殿には印鑑、契約守護の神を祀る。言社 (ことしゃ) は7つの名前を持つ大国主命 (おおくにぬしのみこと) を祀る社で、名前ごとに社殿を設け、干支 (えと) の神として祀られている。 2022-12-19 |
附指定されている社殿 |
浦の廻廊 古来、四方拝と称して本宮を四方から拝礼するための廻廊があったが、戦時中、戦災防火のために撤去された。「浦の廻廊」は、平成27年(2015)の第34回式年遷宮事業の一環として復旧されたもので、本宮の北半を囲むように、塀の外側に巡らされている。 |
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京都府の重要文化財建造物 2018-2-1 現在 |