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番号・名称 年 代   構造等
206 本願寺能舞台 桃山
(1573-1614)
桁行一間、梁間一間、一重、切妻造、妻正面、檜皮葺 「附」橋掛
特徴等
本願寺は浄土真宗本願寺派の本山寺院で、下京区堀川通に面して境内を構える。文永9年(1274)、親鸞の末娘覚信尼が東山大谷の地に親鸞の遺骨を改葬し、廟堂を建立したことに始まり、室町時代の八世蓮如のころには多数の門徒を抱える仏教集団に発展した。寺地は東山大谷、山科、摂津石山などを転々とした後、天正19年(1591)に豊臣秀吉より現在の寺地を与えられ、伽藍が整えられた。境内に建つ御影堂、阿弥陀堂など8棟が国宝、経蔵や鐘楼など10棟が重要文化財に指定されており、浄土真宗本願寺派本山のたたずまいを今に伝えている。
本願寺能舞台は桁行一間、梁間一間、切妻造、檜皮葺で、桃山時代(1573-1614)の建造である。書院の南に建っており、書院の対面所が見所 (見物席) となっている。現在は毎年五月二十一日、親鸞聖人の降誕会に祝賀能が舞われている。橋掛 (楽屋から舞台への通路) も、附 (つけたり) 指定されて重要文化財となっている。
参考資料:本願寺HP/国指定文化財等DB(文化庁)
2023-2-5
       
       
       
       
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中央:能舞台  右:書院

手前:能舞台  背後:書院
能舞台の右に少し見えるのは橋掛
本願寺能舞台 (撮影:2022-12) 本願寺能舞台 (撮影:2022-12)
    京都府の重要文化財建造物         2018-2-1 現在