番号・名称 | 年 代 | 構造等 | |
204 本願寺玄関、浪之間、 虎之間、太鼓之間 |
江戸前期 |
玄関、波之間、桁行六間、梁間五間、虎之間、太鼓之間、桁行五間、梁間九間、一重、入母屋造、檜皮葺 |
特徴等 |
本願寺は浄土真宗本願寺派の本山寺院で、下京区堀川通に面して境内を構える。文永9年(1274)、親鸞の末娘覚信尼が東山大谷の地に親鸞の遺骨を改葬し、廟堂を建立したことに始まり、室町時代の八世蓮如のころには多数の門徒を抱える仏教集団に発展した。寺地は東山大谷、山科、摂津石山などを転々とした後、天正19年(1591)に豊臣秀吉より現在の寺地を与えられ、伽藍が整えられた。境内に建つ御影堂、阿弥陀堂など8棟が国宝、経蔵や鐘楼など10棟が重要文化財に指定されており、浄土真宗本願寺派本山のたたずまいを今に伝えている。 玄関、浪之間、虎之間、太鼓之間は入母屋造、檜皮葺の建物で、境内の南、唐門の近くに位置している。玄関と波之間は桁行六間、梁間五間、虎之間と太鼓之間は桁行五間、梁間九間規模の建物である。 先日、「京の冬の旅」特別公開に参加して書院や能舞台等を拝観したとき、最初に集合して案内役の僧侶の方の簡単な講話を聴いたのがこの「虎之間」であった。この建物は書院に至る入口の役割を果たしているようである。 参考資料:本願寺HP/国指定文化財等DB(文化庁) 2022-12-30 |
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京都府の重要文化財建造物 2018-2-1 現在 |