特徴等
龍谷大学 (りゅうこくだいがく) は、寛永16年(1639)西本願寺境内に竣工した学寮をルーツとし、「浄土真宗の精神」を「建学の精神」とする私学である。昭和24年(1949)に新制大学として認可され文学部が開設されたが、現在では11学部をもつ大学となっている。
西本願寺の南に隣接する大宮キャンパスの構内に建つ本館、北黌 (ほっこう) 、南黌 (なんこう) 及び旧守衛所は、いずれも明治12年(1879)の建造になるもので、重要文化財に指定されている。明治初期には、日本人による擬洋風の学校建築が各地で建設されたが、上述の4棟は日本人の設計による本格的な洋風建築であり、その代表例の一つとして高く評価されている。

南黌 は木造、建築面積694.8㎡、二階建、桟瓦葺の洋風建築の校舎で、正門を入った左(南)に建っている。1・2階とも白亜の壁にアーチ窓が続くが、1階の軒は扁平アーチ、2階は直線として変化を付けている。建物の妻面と平面の入口にポーチが設けられている。

参考資料:龍谷大学HP/国指定文化財等DB(文化庁)
2022-12-28
龍谷大学南黌 (撮影:2022-12) 龍谷大学南黌 (撮影:2022-12)
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番号・名称 年 代   構造等
189 龍谷大学南黌 明治12年
(1879)
木造、建築面積694.8㎡、二階建、桟瓦葺(内装を除く)
龍谷大学南黌 (撮影:2022-12)
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