番号・名称 | 年 代 | 構造等 | |
187 燕庵 |
天保2年 (1831)頃 |
三畳台目茶室(相伴席付)、水屋よりなる、一重、東面入母屋造、西面切妻造、茅葺、西面庇付、桟瓦葺、北面三畳室及び台所附属、切妻造、庇付、桟瓦葺 |
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京都府の重要文化財建造物 2018-2-1 現在 |
特徴等 |
藪内家は藪内剣仲を流祖とする茶家で、屋敷は西本願寺の門前町の一角、西洞院通正面下ル西側に所在している。通りに沿って建つこの表門や高塀は、古田織部の堀川屋敷から移したものと伝えられ、武家風な格式を漂わせている。門の柱には太い皮付き丸太が使われ、黒壁には杢板の腰板を縦張りにしている。 燕庵(えんなん)は藪内剣仲が義兄の古田織部から譲り受けた藪内家を象徴する茶室であるが、元治元年(1864)に焼失、現在のものは摂津結場村から弟子 武田儀右衛門の建てた写しを移築したものである。燕庵 (三畳台目茶室相伴席付) ・水屋・台所 (台所は後補) からなり、織部の作風を伝えた遺例として高く評価されている。 腰掛待合と砂雪隠が附指定されている。 参考資料:薮内家の茶(藪内燕庵HP)/国指定文化財等データベース(文化庁) 2023-3-4 |