特徴等 |
北野天満宮は、天暦元年(947)、平安京の天門(北西)にあたる北野の地に菅原道真公(菅公)を祀って創建された古社である。古来「北野の天神さま」と親しまれ、「学問の神さま」「芸能の神さま」として人々の信仰を集めてきた。 本殿等の中心社殿は、慶長12年(1606)に豊臣秀賴により造営されたもので、中門、廻廊、拝殿・本殿等八棟造の社殿、透塀などから成り立っている。 北野天満宮の本殿は、本殿と拝殿が石の間という石畳の廊下でつながり、本殿の西には脇殿を、拝殿の両脇には楽の間を備えた特色ある構造になっており、八棟造と呼ばれている。 各所に黄金色に輝く装飾、精緻な彫刻が施された絢爛豪華な建築群であり、また、後世の権現造の原形となっていることなどから、国宝に指定されている。 2023-2-27 |
番号・名称 | 年 代 | 構造等 | |
142 北野天満宮本殿、石の 間、拝殿及び楽の間 |
慶長12年 (1607) |
本殿 桁行五間、梁間四間、一重、入母屋造、右側面三間庇付、檜皮葺 石の間 桁行三間、梁間一間、一重、両下造、檜皮葺 拝殿 桁行七間、梁間三間、一重、入母屋造、正面千鳥破風付、向拝七間、軒唐破風付、檜皮葺 楽の間
東西各桁行正面二間、背面三間、梁間二間、一重、一端入母屋造、他端拝殿に接続、檜皮葺 |
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京都府の重要文化財建造物 2018-2-1 現在 |