特徴等
冷泉家は藤原定家の孫・冷泉為相 (れいぜいためすけ) を祖とする歌道の名門として知られ、元和年間(1615-1624)以来、今出川通に面する現在地に屋敷を構えてきた。旧地で保存されているこの種の住宅としては唯一の遺例であり、表門、座敷及び台所、御文庫、台所蔵が重要文化財に指定されている。住宅の南には京都御所があり、北は同支社大学のキャンパスが広がっている。
御文庫 (おぶんこ) は、土蔵造、桁行3.9m、梁間2.9m、二階建、切妻造、桟瓦葺の土蔵で、屋敷地の東北部に建っている。西面に入口を開き、銅板葺の庇を付ける。江戸中期(1661-1750)の建造で、天明の大火(1788)にも耐えて、貴重な収蔵品を今に伝えている。
参考資料:国指定文化財等DB(文化庁)
2023-5-15
冷泉家住宅御文庫 (撮影:2023-5) 冷泉家住宅御文庫 (撮影:2023-5)
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番号・名称 年 代   構造等
129 冷泉家住宅
   御文庫
江戸中期
(1661-1750) 
土蔵造、桁行3.9m、梁間2.9m、二階建、切妻造、桟瓦葺、西面庇付、銅板葺
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