番号・名称 | 年 代 | 構造等 | |
119 京都府庁旧本館 | 明治37年 (1904) |
煉瓦造一部石造、建築面積2822.43㎡、2階建、正面及び背面車寄付、スレート葺 |
特徴等 |
京都府庁旧本館は,明治37年12月20日に竣工した煉瓦造一部石造、2階建(一部地下室付)、スレート葺の建物で、京都御所の西方に位置している。建築面積2822.43㎡、平面は中庭をもつロ字形で、背面には議事堂を突出させ、正・背面に車寄を設ける。小屋組は木造トラス、外壁には白い花崗岩を柱型などに配して変化を付け、正庁、大階段、議事堂などの内部も優れた室内意匠をもつ。設計は、文部技師久留正道の指導の下、京都府技師松室重光が担当した。京都府庁旧本館は,明治中期における日本人建築家による本格的西洋建築であり、西洋建築様式習得のひとつの到達点を示す重要な作品と評されている。 また,議事堂を一体化した府県庁舎建築の典型であり、明治以降の府県庁舎建築の定型として、以降の模範となったことでも歴史的意義が認められている。 参考資料:国指定文化財等データベース(文化庁) 2023-3-21 |
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京都府の重要文化財建造物 2018-2-1 現在 |