特徴等 |
賀茂別雷神社 (かもわけいかづちじんじゃ) は、鴨川と高野川のうるおう葛野の地に居を構えた賀茂の県の神社を起源とする古社で、古代国家の成立とともに、7世紀にはすでに有力な寺院になっていたと見られている。平安京においては、国家鎮護の神社として朝廷の崇敬を受け、社殿は11世紀初頭までに現在に近い姿に整えられた。その後衰退した時期があったが、寛永5年(1628)に往年の姿に復興された。 摂社新宮神社 (にいみやじんじゃ) は、本社本殿などのある内庭の東側の一画に鎮座する神社で、高龗神 (たかおかみのかみ) を祀っている。左京区鞍馬貴船町に鎮座する貴布禰総本宮貴船神社 (元官幣中社貴布禰神社) は江戸期までは当神社の摂社であったが、貴布禰川の洪水等により貴布禰詣りが困難となったので、貴布禰神社を新たに境内で祀られたと見られており、貴布禰神社とも呼ばれている。通常門の手前から参拝するが、毎月第2、4日曜日を縁日と定めて開放し、巫女により御神楽祈願が行われている。 現在の社殿は寛永5年(1628)の造替になるもので、本殿は一間社流造、檜皮葺である。拝殿は桁行一間、梁間一間、切妻造、妻入、檜皮葺で、四方は吹放ちとし、床は板敷きとなっている。 2022-12-19 |
番号・名称 | 年 代 | 構造等 | |
105 賀茂別雷神社 摂社新宮神社本殿 |
寛永5年 (1628) |
一間社流造、檜皮葺 |
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106 賀茂別雷神社 摂社新宮神社拝殿 |
寛永5年 (1628) |
桁行一間、梁間一間、一重、切妻造、妻入、檜皮葺 |
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京都府の重要文化財建造物 2018-2-1 現在 |