特徴等
賀茂別雷神社 (かもわけいかづちじんじゃ) は、鴨川と高野川のうるおう葛野の地に居を構えた賀茂の県の神社を起源とする古社で、古代国家の成立とともに、7世紀にはすでに有力な寺院になっていたと見られている。平安京においては、国家鎮護の神社として朝廷の崇敬を受け、社殿は11世紀初頭までに現在に近い姿に整えられた。その後衰退した時期があったが、寛永5年(1628)に往年の姿に復興された。
楼門は、入母屋造、檜皮葺の三間一戸楼門で、御物忌川 (おものいがわ) に架かる玉橋の先に建っている。門の東西に桁行9間の廻廊が延び、一体となって境内中心部の南辺を画している。玉橋、楼門、廻廊はいずれも鮮やかな朱塗りで、美しい社頭景観を形成している。玉橋は神事の関係者しか渡ることができないので、楼門へは廻廊前の参道から入ることになる。
参考資料:現地の説明板/ 賀茂別雷神社HP/国指定文化財等DB(文化庁)
2023-1-18
賀茂別雷神社楼門 (撮影:2023-1)
賀茂別雷神社楼門 (撮影:2023-1) 賀茂別雷神社楼門 (撮影:2023-1)
       
       
       
       
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番号・名称 年 代   構造等
102 賀茂別雷神社
   楼門
寛永5年
(1628)
三間一戸楼門、入母屋造、檜皮葺
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