特徴等
賀茂別雷神社 (かもわけいかづちじんじゃ) は、鴨川と高野川のうるおう葛野の地に居を構えた賀茂の県の神社を起源とする古社で、古代国家の成立とともに、7世紀にはすでに有力な寺院になっていたと見られている。平安京においては、国家鎮護の神社として朝廷の崇敬を受け、社殿は11世紀初頭までに現在に近い姿に整えられた。その後衰退した時期があったが、寛永5年(1628)に往年の姿に復興された。
四脚中門は、切妻造、檜皮葺の四脚門で、当社の中枢部・内庭の南面に開かれている。東西に隣接して延びる御籍屋 (みふだなや) 、直会所 (なおらいしょ) と一体となって内庭の南面を画している。通常はここから本殿に参拝することになる。門前東側に建つ末社棚尾社本殿 (一間社流造、檜皮葺) が、「附(つけたり)」に指定されている。 
参考資料:現地の説明板/ 賀茂別雷神社HP/国指定文化財等DB(文化庁)
2023-1-21

末社棚尾社本殿
賀茂別雷神社四脚中門 (撮影:2023-1) 賀茂別雷神社四脚中門 (撮影:2023-1)
       
       
       
       
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番号・名称 年 代   構造等
091 賀茂別雷神社
   四脚中門
寛永5年
(1628)
四脚門、切妻造、檜皮葺
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