番号・名称 年 代   構造等
029 三宝院殿堂護摩堂 慶長3年
(1598)
桁行五間、梁間三間、一重、入母屋造、妻入、向拝一間、桟瓦葺
特徴等
三宝院は、下醍醐の入口となっている総門から東に延びる参道 (桜馬場) の北側に位置している。永久3年(1115)に創建され、醍醐寺の歴代座主が居住してその本坊的な存在となってきたが、応仁・文久の乱で荒廃した。その後、秀吉によって催された「醍醐の花見」を契機に、秀吉・秀頼の援助を得て慶長3年(1598)に復興され、その時期に建てられた表書院など7棟と、唐門及び墓地内の宝篋印塔が国宝・重要文化財に指定されている。
三宝院殿堂護摩堂は三宝院の本堂で、三宝院境内の東北部に建てられている。裏に護摩壇があるので「護摩堂」と呼ばれ、また、本尊が快慶作の弥勒菩薩であるため「弥勒堂」ともいわれる。桁行五間、梁間三間、一重、入母屋造、桟瓦葺、妻入で、一間の向拝を付ける。慶長3年(1598)に復興された建物の一つである。
参考資料:醍醐寺HP/国指定文化財等DB(文化庁)
2022-12-11
       
       
       
       
三宝院殿堂護摩堂 (撮影:2022-12)
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