番号・名称 年 代   構造等
028 三宝院殿堂宸殿 慶長3年
(1598)
上座十畳 (床、棚及び附書院付) 、次の間十畳、武者隠八畳 (床及び附書院付) 、次の間八畳、十畳、四畳 (押入付) 、四畳半、三方入側より成る、一重、入母屋造、桟瓦葺
三宝院殿堂宸殿 (撮影:2022-12) 三宝院殿堂宸殿 (撮影:2022-12)
特徴等
三宝院は、下醍醐の入口となっている総門から東に延びる参道 (桜馬場) の北側に位置している。永久3年(1115)に創建され、醍醐寺の歴代座主が居住してその本坊的な存在となってきたが、応仁・文久の乱で荒廃した。その後、秀吉によって催された「醍醐の花見」を契機に、秀吉・秀頼の援助を得て慶長3年(1598)に復興され、その時期に建てられた表書院など7棟と、唐門及び墓地内の宝篋印塔が国宝・重要文化財に指定されている。
三宝院殿堂宸殿 (しんでん) は座主の居住空間といわれ、八畳の帳台構(武者隠)を備えている。主室の上座の間十畳には床、棚、附書院が付いている。棚は「醍醐棚」と呼ばれる有名な違い棚で、修学院離宮の「霞棚」、桂離宮の「桂棚」とともに「天下の三大名棚」と称されている。慶長3年(1598)に復興された建物の一つである。
参考資料:醍醐寺HP/国指定文化財等DB(文化庁)
2022-12-11
       
       
       
       
三宝院殿堂宸殿 (撮影:2022-12)
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