番号・名称 年 代   構造等
018 醍醐寺如意輪堂 慶長11年
(1606)
懸造、桁行五間、梁間三間、一重、入母屋造、妻正面、こけら葺
特徴等
醍醐寺は、貞観16年(874)、聖宝 (しようぼう) により創建された寺院で、京都市の中心部から東山を越えた山科盆地に所在している。境内は笠取の山頂にかけての広大な地域に広がり、山頂一帯は「上醍醐」、山裾は「下醍醐」と呼ばれている。
醍醐寺如意輪堂は、醍醐寺開山の聖宝が上醍醐を開いた際、准胝堂 (じゅんていどう) と共に最初に建てた建物で、上醍醐の最も奥に所在している。「醍醐寺縁起」によると貞観18年(876)の創建とされるが、現在の建物は慶長11年(1606)に建立されたものである。桁行五間、梁間三間、入母屋造、妻正面、こけら葺で、前面が崖にさしかかる懸造 (かけづくり) になっている。本尊如意輪観音と脇の間に毘沙門天、吉祥天が祀られている。
参考資料:醍醐寺HP/国指定文化財等DB(文化庁)
2023-5-6
醍醐寺如意輪堂 (撮影:2023-5) 醍醐寺如意輪堂 (撮影:2023-5)
       
       
       
       
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