特徴等

伏見稲荷大社は、東山三十六峰の一つ 稲荷山の西麓に位置し、西を正面に境内を構える。和銅4年(711)の鎮座と伝える古社で、清少納言が枕草子に参拝した時の様子を描いている。全国に約4万社に及ぶといわれる稲荷神社の総本社である。
外拝殿 (げはいでん) は、桁行五間、梁間三間、入母屋造、檜皮葺で、楼門と内拝殿の間に建っている。内部は板敷、四周を吹放ちとして刎高欄付の縁を廻し、正背面中央間に木階三級を設ける。床組は根太を用いず、大引を約50cm間隔と密に入れて強固に造るのは、祭礼時に五基の神輿を並べたためという。天井は折上格天井とする。気宇壮大な拝殿である。

参考資料:伏見稲荷大社HP/国指定文化財等DB(文化庁)
2022-12-2

番号・名称 年 代   構造等
011 伏見稲荷大社
   外拝殿
天保11年 (1840) 桁行五間、梁間三間、一重、入母屋造、檜皮葺
伏見稲荷大社外拝殿 (撮影:2009-2) 伏見稲荷大社外拝殿 (撮影:2009-2)
       
       
       
       
伏見稲荷大社外拝殿 (撮影:2009-2)
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