特徴等
旧諸戸家住宅は、19世紀中頃から桑名で米穀商を営んで繁栄していった諸戸家が大正初期に建設した和館洋館併存の邸宅である。和館と洋館が直線上に接続する配置に特徴があり、東海西部地方において本格的洋館を備えた貴重な邸宅である。現在は六華苑として、文化活動などの場として幅広く活用されている。
和館は大正元年(1912)の建築で、敷地中央、洋館の西に並んで建っている。1階は西側に格調の高い客座敷、東側に内向きの座敷があり、2階には洋館2階とも連絡する隠居部屋がある。工匠は棟梁伊藤末次郎である。
参考資料:国指定文化財等DB(文化庁)/桑名市HP
2011-5-31
番号・名称 年 代   構造等
040 旧諸戸家住宅
  和館
大正元年
(1912)
桁行29.6m、梁間10.2m、一部二階、入母屋造、南・北及び西面庇付、北面東端及び西面便所附属、桟瓦葺、東面洋館に接続
       
       
       
       
旧諸戸家住宅和館 (撮影:2011-5) 旧諸戸家住宅和館 (撮影:2011-5)
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