ナカマタ(東俣山) //京都北山
(滝又の滝~茶呑峠)2020.01.25


 
今日は水量が少ないが綺麗な滝である
滝又の滝


2020.01.25(土) 曇り   哲、道

行き:京都駅 7:50 - 細野口
帰り:周山 14:10 - 京都駅

コース:
・細野バス停~トレイル【京北2】~谷分岐【京北3】~石仏群~滝又ノ滝~林道終点出合【京北5】~分岐【京北6】~余野林道ゲート~府道出合を左~送電線下~果樹園~射撃場跡と果樹園の間の支尾根~△ナカマタ(東俣山)~伏見坂からの尾根出合~茶呑峠~カモチ谷林道~殿橋バス停







 昨日のTVで「早くもフキノトウが出荷されました!」と。今年は暖冬なので、我々もフキノトウを探しに出かけることにする。JRバス周山行きに乗り細野口で降りる。いつもは北風強く雪が降っていることが多いので京北トンネル入り口で準備する。

 京北トンネルは長いので、ゴーゴーといつまでも車の大きな音が続く。左右を確認し反対側に渡り道を進んでいくと、すぐに【京北トレイル2】の標識に出合う。ここから谷沿いの林道を歩いていく。

京北トンネル入り口で準備するが
うるさい!
【京北トレイル2】から谷沿い林道を

 林道を5分も歩くと谷分岐に着く。滝又の滝へは右の轟谷を進むので橋を渡って谷沿いの小道を進んでいく。心地よい道だが、大雨で浸食された所にはう回路が設けてある。今日は積雪がないのでスイスイと進んでいく。

滝又の滝へは右の轟谷を進む 谷沿いの道は心地よい

 谷を何度も渡ることになるが、ここには板が渡してあり、橋と言うのだろうが、滑るので水深が低い所はなるべく橋を通らないようにする。そのうち石門?が見えてきて石門から石畳の道を歩いていく。歩き良いので対岸の藪道を歩いていたころより速く歩くことができる。

石門から石畳の道を歩いていく 石佛の道は速く歩くことができる

 そのうち標識のある分岐に出合うと、滝又の滝へは右に下っていき谷沿いを歩くようになる。谷沿いを右岸、左岸、最後は右岸に渡り返すと、植林地の中右手に滑滝が続く。

 大岩に突き当たったら、その裏に滝があるので谷横を進んでいく。「あ~、やはり」と最近の少雨では仕方なく、水量少なくあまり立派には見えない。でも冬は大体こんなもんだと。

 大岩に戻って小休止、この時期岩につららがないのは珍しい。トレイル道はここから岩の間を登って滝上へ続く。

滝又の滝へは右に下っていき 滝はこの大岩の裏にある

 滝上の登山道、2018年の台風で道を塞いでいた倒木も処理され難なく歩くことができる。谷上までくると道は谷に沿うようになり、すぐに橋が見えてくる。この橋を渡ると余野へ下る林道終点、でも橋は滑りそうなので、いつののように谷の中を渡って林道終点に着く。

 ここから余野集落までは植林地が続く。今日は暑いようで再び服の調整をし林道を歩き始める。林道には支線がたくさんあるが、この広い林道を進んで行けばよい。

 林道終点から15~20分歩くと林道のT字路に出合う。この分岐で右にとると余野まではもう少し。足元はコンクリートに変わり積雪時は注意して歩くことになるが、今年はその心配はない。支尾根の先端で尾根を越えると余野へと下っていく。

 林道は大きく遠回りし谷筋を下っていくので、いつもは支尾根の先端から林道ゲートへ下っていたが、足元が悪いので林道を下っていく。前方が明るくなり余野の集落が見えてくると林道ゲートに着く。滝上の林道終点から35分である。

林道のT字路、余野へは右へとる 林道ゲートに着く

 余野公民館のある本通りにでてナカマタへは左にとる。集落を抜けると右手の山すそに小さな谷が流れる。最近道路側はコンクリートで固められているので用水路のように見えるが、魚が泳ぎ春には山すそに野草が咲く。

 林道ゲートからナカマタ取付きまでアスファルト道を歩いて30分、細いがこの谷の流れはありがたい。「あれ、ソヨゴ?」と道子、右手の山すそにソヨゴの大木を見る。

ナカマタ取付きまでアスファルト道 山すそにソヨゴの大木を見る

 送電線をくぐり、ログハウス風の家が見えてきたらナカマタ取付きは近い。その建物を過ぎると青いネットで囲まれた果樹園が見えてくる。道が左に向きを変えたその上には射撃場跡があり、ナカマタには射撃場跡と果樹園の間にある用水路に沿った支尾根を登っていく。少々藪っぽいが薄い踏み跡がある。

 支尾根を少し登って昼食とするが、何やら冷たい風が吹いてきたので、風がなく日の当たるところで腰を下ろす。なんでこんな山間に果樹園と思ってしまうが、ここは良く日が当たるようだ。昼食休憩は15分で終わり、支尾根を登ると右手からの尾根に乗る。

射撃場跡と果樹園の間が
ナカマタの取付き
支尾根を登っていく

 尾根は北に向き登っていく。左手には射撃場時代のロープが続き、この尾根が境界なのだろう、ちょうど尾根の真ん中に雑木がないので難なく登ることができる。

 果樹園からナカマタまでは標高差200m、登りが続きしんどい所だが雑木の中の歩きはあまり苦にならない。北へ向いていた尾根が北西に向きを変えるころから勾配はきつくなる。でもあともう少しと頑張るが、やはりしんどいと緩やかになったところで飲水休憩とする。

 この尾根には山頂近くまで射撃場のロープが続いているので、それに沿って登っていけばよい、迷うことはない。

ナカマタへの尾根
登りが続くが雑木の尾根なので心地よい

 足元に転がっているナメコを見る。「今時、ナメコ!」、裏返すとまだまだ新鮮に見えるので周囲の木を確認するがそれらしきものはない。上から転がってきたのか?人間がここで落としたのか、動物がここで落としたのか?、いずれにせよここからの登りは周囲の木を見ながら登ることになる。

 「あ~着いた!」とナカマタ(東俣山)に着く、果樹園から25分で着いたようだ。11時50分なのでほぼ予定通り、周山14時10発のバスに間に合いそうだ。途中ナメコの木は見当たらず、あのキノコはナメコだったのだろうか?と気になる哲郎。もう昼食は済んでいるので、すぐに茶呑峠へと下っていく。

これ、ナメコ?? ナカマタ山頂に着く

 茶呑峠へは北の尾根を下る。雑木の細い尾根、どんどん下っていき登り返したところで植林に出合い右の尾根を取る。すぐに余野から続いている尾根に乗り北へと下っていく。

 尾根は急に下り始める。左手は植林が広がり、その植林の端を下っていく。一度緩やかになるが再び急降下、緩やかになったところで尾根道は右に巻きながら下っていく。右手に植林地が広がり、少し下ると茶呑峠に着く。12時15分、予定より早く着く。

 峠から右に下れば大森西町へ、すぐ目の前の斜面を登って行けば天童山へ、左手前方に斜面を巻いていく道は京北トレイル道、周山(殿橋)へは地蔵の前を下る一番左手の林道を下っていく。

山頂から茶呑峠へは
北の雑木の細い尾根を下る
茶呑峠に着く
周山(殿橋)へは地蔵の前を下る
一番左手の林道を下っていく
茶呑峠のお地蔵さん

 殿橋へ下るカモチ谷の林道、峠近くでは新しい林道がたくさん造成され支線に入り込まないよう注意が必要だ。林道本線は古いので周囲の地形等を見れば大体わかるだろう。予定では峠から地形図・340ポイントまでが30分、そこから殿橋までが30分である。

 この時期野草は咲いていないので、ただ黙々と林道を下っていく。突然道子は路面の悪い所で転ぶ。「湿布や!」と道子、仕方ないと休憩することになる。それでも・340ポイントには予定通り峠から30分で着くが、足をかばって歩く道子は低速となる。

 途中の堰堤で用具を洗う哲郎、道子に先に歩くように言う。道子を追うように歩く哲郎も殿橋に着く。殿橋には予定時刻に着き、道子の足も大丈夫そうなので一安心の哲郎、二人はウッディ京北へ向かう。

地形図・340ポイント
左手に鉄の橋を見る
殿橋に着く

 ウッディ京北のトイレで着替え、お店を覗く。いつも眺めるだけの二人だが、今日は美味しそうな生シイタケと羽田酒造の酒を買う哲郎。バスまで時間があるので周山バス停へ向かい暖かい待合室でバスを待つことにする。







あなたは地のすべての境を定め、
夏と冬とを造られました。


詩篇 【 74:17 】
暖冬な今年、もう出ていると
フキノトウ