国見山~交野山
2017.06.03


 
ササユリ鑑賞
ほとんどが蕾で残念と言うことになる


2017.06.03 (土) 晴れ   おばさん山歩き隊Tさん、哲、道

コース:
・JR津田駅~国見山登山口~夫婦岩~国見山分岐~△国見山往復~いきものふれあいセンター(白旗池)~△交野山~交野CC~府道7号線出合~防災道路ゲート(おおさか環状自然歩道)~旗振り山分岐(行かず)~交野市野外活動センター分岐(行かず)~防災道路ゲート~(傍示集落)~かいがけの道分岐~かいがけ地蔵~住吉神社~寺1丁目交差点~JR河内磐船駅~京阪河内森駅





 今週は低山ハイキング、ササユリ鑑賞に出かける。このコースの下見だと「おばさん山歩き隊」のTさんも同行する。

 京阪枚方駅で待ち合わせだが、途中のバスが渋滞しTさんを待たせることになる。京阪河内森駅で降り300m歩いてJR河内磐船駅に向かい、一駅乗ってJR津田駅で降りる。

 駅でトイレを借り、出口右にある高架下のトンネルを抜け、バス停がある広い道に出合うと、左手を巻くように東へと道なりに進む。三叉路で突き当たると「←国見山」の小さい標識を見て左にとると、すぐに新しい広い道に出合う。

 広い道を右にとると第2京阪道の高架が見えてきて、その高架下を目指す。付近にはため池があるので、ここの住宅地は最近まで田畑であったのだろう。

駅出口右にある高架下のトンネルを抜け 第二京阪道路高架下を通り抜ける

 高架下を通り抜けると高架沿いに立派な遊歩道に出合うので、左にとり登山口を目指す。200mも進むと右手に数台の駐車スペースがあり1台止まっている。ここが、国見山登山口でここにも標識がある。

高架沿いに立派な遊歩道を進む 標識のある国見山登山口

 3人は早速登山道に取りつく。国見山までもう迷うことはない。手入れされた道は広くて歩きよく、まさしくハイキング道である。しばらく谷沿いを進んで行き、左手にある工場団地を見ると池に出合う。池では釣り師が糸を垂れているが、何がつれるのだろうか。

 今度は左手の小さな谷に沿って野草を探しながら登って行くと、谷は消え植林地に出合う。この植林地の先には国見山直下の分岐があるので、国見山はもうすぐである。

手入れされた道は広くて歩きよい 谷は消え植林地に出合う

 分岐まで来て「残念!」と哲郎、昨年はたくさん咲いていたササユリ、今年は遅れていて蕾が多い。でも咲き始めの花を見て、階段道を登り国見山へ向かう。

 山頂は標高284mながら見晴らしがよく、北は京都盆地から比良山系、西は淡路島、南は大阪のビル群が良く見える。明石大橋はボンヤリしていてハッキリしないので次の交野山で見ることにする。

国見山へは分岐から階段を上る 国見山の基準点
国見山は枚方市とある

 しばし周囲の展望を楽しみ、「見晴らしが良いのでお城があったのだろう!」と。山頂から登山道へ下り南の「いきものふれあいセンター」へ向かう。斜面を巻くように進んで行く道は「おおさか環状自然歩道」として手入れされ、高低差も少なく、美しく雑木が茂り日射しも和らぎ、いいハイキング道である。

 足元に咲くタツナミソウやアリドオシの花を見るが、アジサイやホタルブクロはこれからのようで、ササユリと同じく遅れているようだ。ササユリ街道を進むが、ほとんどが蕾でがっかりの哲郎と道子だが、後日やって来る「おばさん山歩き隊」の皆さんは楽しみであろう。

 右に折れ右の谷筋に沿って歩いて行くと花の終わったミズバショウや丁度満開のキショウブを見る。トンネルを抜けると左手に池を見る。これが白旗池で中ほどまで進むと「いきものふれあいセンター」がありトイレもある。ヤマボウシも咲いている池の傍の木陰にベンチがたくさんあり、まだ11時と早いがここで昼食とする。Tさんと話が進む道子は、いつもより楽しんでいるように見える。

雑木が茂り日射しも和らぎ
いいハイキング道である
トンネルを抜けると左手に白旗池

 ユックリの昼食も終わり、交野山へ向かう。トイレ先にある広い道ではなく池沿いに南へ進む道をとる。少し下るとトイレを見て舗装道を見る。この道を渡ったところが交野山登山口である。標識に従って登山道を登って行く。

 最後は急な階段状の坂を登ることになり、今日一番の登りであるがそんなに長くはない。ここのササユリも蕾多く咲いているのは一輪だけである。

 山頂に着き早速大岩に乗り展望を楽しむ。国見山より少し南に寄っているので、大阪のビル群は大きく見え、明石大橋の橋脚も薄っすらと見える。ここは次々に人が登ってくるので、展望もそこそこで大岩を降りる。

この道を渡ったところが交野山登山口 交野山の大岩で展望を楽しむ

 交野山から登山道を南へ下るが、急勾配なので木の根や用意されているハシゴをつかんで下ることになる。勾配も緩やかになったところで分岐に出合う。哲郎が歩いたことのある右の道は「石仏の道」で、降り立ったところは駅から離れていて住宅地の中を長い事歩くことになるので電車利用の場合は余りお勧めできない。ここは分岐を真っすぐ進む。

 またすぐに分岐に出合う。右は「おおさか環状自然歩道」で「駐車場→」と書いてあるが、大きく下ってまた登ることになるので、ここは左の赤い鳥居のある道をとる。赤い鳥居を抜けると車道に出て交野CCの広い駐車場に出る。

 この舗装道は交野CCの所有道で道に車止めがあり大阪方面は右(北)へ、奈良方面は左(南)へと書いてある。その奈良方面への道を歩いて行く。

 道にはたくさんの車が列をなし駐車してあり、あの広い駐車場があふれるほどこのCCは賑わっていることになる。CCの取付き道は舗装してあるが、周囲に木々が茂っていて、その木に咲く色々な花を楽しみながら下って行くので、あまり苦にならない。

赤い鳥居を抜けると車道に出て
交野CCの広い駐車場に出る
府道の枚方大和郡山線に出合う

 しばらく下って行くと府道の枚方大和郡山線に出合う。ここで道子は赤いイチゴを見つけ「美味しいと!」、じゃあ哲郎もと道端で見つけた赤い実を口に入れるが「まずい!」と吐き出すことになる。哲郎が口にしたのは中身が白いのでヘビイチゴだったようだ。

 出合った舗装道を50m下ると左手に分岐する道を見る。広い道で入口にゲートがあるので林道と思いきや防災道路であり、この道がハイキング道となっていてユックリと登って行く。

 峠を過ぎユックリ下って行き池に突き当たるルートがハイキング道となっているが、我々はその手前で右に分岐する防災道路を進んで傍示集落へ向かう。下って行くと右手の谷間に田んぼが見えてきて、「こんな山の中、もう休耕田だろう!」と話していると、その横で丁度田植えの準備をしているオヤジさんを見る。

ハイキング道は防災道路ゲートから ハイキング道から防災道路へ進み

 足元に群生するタツナミソウを観察し、最後は花が咲いている破竹の下を通り抜けると傍示の集落が見えてくる。防災道路のゲートを抜けハイキングコースに出る。この道はもう「おおさか環状自然歩道」ではなく京阪河内森駅へ下って行く「交野いきものふれあいの里コース」とのことである。

 目の前に田畑が広がり田植えの作業音が聞こえてくる。無人販売小屋を覗くと破竹の水煮を見るが、長い事日にさらされているので諦めることにする。水田の中を下って行くと、すぐに「かいがけの道」分岐に着く。真っすぐ駅へ下って行っても良いが(駅まで40分)、歩き足りない人は右に取り山の中を歩く古道(駅まで50分)がお勧めです。

防災道路のゲートを抜け 分岐から「かいがけの道」は右へ

 右に取り「かいがけの道」へ進む。田んぼの中のあぜ道のようなところを進んで行き、田んぼが終わり山の中に入ると道は古道らしくシッカリしてくる。古道は広いが山道なので少々歩きにくい。

 約20分下って住吉神社に着く。周囲は山手の田園地帯、ここでも田植え作業の音が響く。細い地道を道なりに下って行くと寺1丁目の交差点に出て左にとる。途中の三叉路から左にとり京阪河内森駅へ向かう道があるが、真っすぐとりJR河内磐船駅へ向かう。

「かいがけの道」を下る 住吉神社の標識

 JR河内磐船駅から左に200m進んで京阪河内森駅に着く。今日は低山ながら5時間歩くことができ、花もたくさん見ることができ満足の一日、Tさん同行ありがとうございました。







カワヂシャ ヘビイチゴ
ホナガタツナミソウ ニガナ
ホタルブクロ スイカズラ
ツクバネウツギ アリドオシ
マンネングサ エゴノキ







主は季節のために月を造られました。
太陽はその沈む所を知っています。


詩篇 【 104:19 】
交野CC駐車場入り口にある
綺麗に咲くヤマボウシ