蛇谷ヶ峰(畑~横谷峠~朽木)//奥比良
2017.11.07


 
畑から蛇谷ヶ峰の尾根の紅葉を見て
「来てよかった!」と


2017.11.07 (火) 晴れ   哲郎、道子

行き:JR京都 6:31 = JR近江高島 7:27 - 畑 (コミュニティバス)
帰り:朽木学校前 14:37 - JR安曇川 15:17 = JR京都


コース:
畑バス停~林道ゲート~横谷峠~P701~荒谷峠~須川峠(ボボフダ峠)~滝谷の頭~P752~△蛇谷ヶ峰~スキー場分岐~・813カツラ谷分岐~・552分岐~(ふれあいの里道)~林道出合~舗装道出合~朽木学校バス停





 週末は忙しく出かけられなかった山行き、平日だが天気が良いようなので蛇谷ヶ峰に出かけてみる。先日出かけたナガオの紅葉がいまいちだったので、今日は畑から取付いて紅葉を楽しむことにするが、はたして紅葉はどうだろうか?。

 JR近江高島駅から始発の畑行きのバスに乗る。コミュニティバスなので220円と安いのが良い。畑バス停で準備していると、通学の子供を乗せ折り返していく。とすぐに大型のバスもやって来て、また子供を乗せて出発するので、これらのバスは経由地が異なるのか、否通学の子供達で一杯になるのだろうか?。

 ユックリの準備も終わり「いい天気だ!」とバス停を後にする。今日は比良縦走路までは、いつも下りで利用する須川峠(ボボフダ峠)道ではなく、歩きやすいと思われる横谷峠道から取付いて見る。

 畑集落の道端には、まだ色々と秋の野草が咲いていて、早朝だが暖かくて心地よく歩くことができる。神社を過ぎると道路は西へ向き少しずつ登り始める。

畑バス停を出発 シシウド

 左手に畑の棚田を見ながら登って行くと、道が南へ折れる所に着く。ここが横谷峠への分岐で民家の間の細い道へ進入する。

 道はすぐ集落を抜け棚田の間を登って行くと谷沿いを登り始める。振り返るとここからも棚田が見える。

畑の棚田を見ながら登って行く 道が南へ折れる所が横谷峠入口

 植林地の中を登って行くと林道に出合い、目の前のゲートを開け通過する。横谷峠道は林道の反対側に続いているので、これを登って行く。入口の標識は折れていて「タ峠」となっているので、昔の呼び名の「ヨコタ峠」と書いてあったのだろう。

ゲートを開け通過する 林道から横谷峠道を登って行く

 谷沿いの道は細く荒れたところもあるがハッキリしているので迷うことはない。標高450mを過ぎると左の支尾根に登って行き、標高470m付近から尾根をジグザグに登るようになる。

 植林の尾根だが、登るにつれ左右の谷の紅葉が見えてきて、これを楽しみながら登って行くので余り苦にならない。

標高470m付近から尾根をジグザグに 紅葉を楽しみながら登って行く

 「いい道だ!」と言っていると、比良縦走路がある尾根に出て横谷峠に着く。この付近は尾根が広がっていて、標識がなければここが峠だとは分かり難い。尾根の中央まで進むと「横谷峠」ほ標識を見る。9時10分なのでバス停からユックリ歩いて70分である。

 周囲の雑木が綺麗なので「いいところだ!」と、小休止して、北へ進み須川峠(ボボフダ峠)から蛇谷ヶ峰へ向かうことにする。

比良縦走路がある尾根に出て 横谷峠に着く

 足元の登山道は落ち葉でハッキリしなく、尾根が広いので道が分かり難い。地形図で確認し、尾根の右側を歩いていると尾根の中央へ登って行く溝状の道に出合い、これを登って行く。

 尾根の中央に登りきると道もハッキリしてきて、この道を北へと進んで行く。植林地に変わり、緩やかなアップダウンを繰り返して進んで行く。尾根は所々で植林から雑木に変わり、途中支尾根の分岐に出合うが、主尾根を見極めてこれを進んで行く。P701を下ったところで峠の標識を見る。「須川峠に着いた!」と思いきや、峠道が見えないので標識を確認すると「アラ谷峠」とある。「アラ谷ってどこ?」と。

溝状の道に出合い、これを進む 標識を確認すると「アラ谷峠」とある

 道は緩やかに下って行き、やっと須川峠(ボボフダ峠)に着く。丁度10時00分、横谷峠から50分かかり予定より遅れてしまったが、今日は早朝のバスで来たのでユックリで良いのである。蛇谷ヶ峰へ急ぐ場合は畑から須川峠の利用となるだろう。

 峠から植林地を登って行き右に曲がりながらP702下を進んで行くと、心地よい雑木に変わる。滝谷道の分岐を過ぎると、もう蛇谷ヶ峰までは細い雑木の尾根が続く。

須川峠(ボボフダ峠)に着く P702下を過ぎると心地よい雑木に

 尾根の紅葉は先日の台風で散ったものも多くあるが、それでも黄葉が続き、紅葉も混じって目を楽しませてくれる。標高800mに近づくと、登山道は北から西に向き急な登りに変わる。標高差70mの登りはこの尾根の一番の登りだが、紅葉した雑木のお蔭で心地よく登ることができる。

紅葉を楽しみながら 急登も紅葉で心地よく

 小ピークに立つと登山道は再び北へ向きを変え、雑木の中を緩やかに登って行くと蛇谷ヶ峰の山頂に着く。丁度11時00分、須川峠から60分である。ピークには5人組みがいて2人を迎えてくれる。彼らは「スキー場からやって来ました」と言う。

 哲郎が「バスで来ました!」と言うと、「バスだったら縦走できるからいいね~」といいつつ、彼らはスキー場へと引き返していく。「早く下山して、美味しい物を食べるのやろ!」と哲郎。我々は山頂でオニギリを食べるが、今日も琵琶湖方面の見晴は良くない。

 20分の昼食休憩も終わり下山を開始する。バス便の関係で今日は桑ノ橋ではなく朽木への道をとる。直ぐのスキー場分岐を左にとり緩やかな道を紅葉を楽しみながら下って行く。

蛇谷ヶ峰の山頂に着く 紅葉を楽しみながら下って行く

 標高813mのカツラ谷分岐に着く。樹木の綺麗なカツラ谷へ向かいたいが、洛西オヤジさんの報告によると、通行止めになっていて迂回に時間がかかったと言うことで、2人は右を取り朽木へ下ることにする。我々には初めて通る道である。

 下り始めると階段が続く。左右の谷間は綺麗に紅葉しているが、それを楽しむこともなく階段に集中して下って行く。

標高813mのカツラ谷分岐に着く 下り始めると階段が続く

 「階段はいやや!」と言っても階段は続くので、黙々と下ることになる。桑ノ橋コースには階段がなく、雑木が続き心地よく下って行くことができるが、バスの都合で仕方ないのだ。

 標高552mの分岐に着く。右の「思い出の森道」は「階段が崩れている!」と洛西オヤジさんの報告があったので、左の「ふれあいの道」を下ることにする。この道も階段が現れ、周囲は常緑の木が増えてきて見るものもなく倒木も現れてきたので、ここも黙々と下って行く。

標高552mの分岐に着く 倒木も現れてきたので

 前方が開けスンゴ谷の林道に降り立ち、やっとホッとする。林道は緩やかで、周囲の木々は美しいので手入れされているようである。

 「セラピーロード」と書いてある標識を見ると、目の前に1人の女性が立っていて大きな望遠レンズの固定カメラが立ててある。彼女はじーっと鳥を待っているようである。

スンゴ谷の林道に降り立 林道は緩やかで手入れされている

 カツラ谷からの道に出合い、前方が明るくなると車が列をなして止まっている舗装道に出て「ふれあいの里」に着く。「こんなにたくさん、蛇谷ヶ峰へ?」と思ったが、それは違ったようだ。一人の女性が話しかけてきて「奥でアカゲラや○○の声を聴きました?」と。どうやらこれらの車は撮鳥の人たちで、ここは有名な撮影ポイントのようである。

 2人は舗装道を下って行き朽木学校前バス停へ向かう。途中で近道をとり車道に降りる。朽木学校は対岸に見えるが安曇川を渡る橋までは遠い。

カツラ谷からの道に出合い ふれあいの里の紅葉

 グリーンパークの入口を過ぎ、スキー場への分岐を過ぎ宝牧場への道を過ぎると、やっと橋を渡ることになる。R367に出合い南へ300m進むと道の駅が見えてくる。「やれやれ」とやっと着く。ふれあいの里から30分、「遠かったな~!」と、目的地が見えていただけに遠く感じてしまう。

 駐車している車の数が少ないと思ったら「定休日」とある。「道の駅って定休日があるの?」と道子。雑誌で見たここのCAFEを諦め、トイレで着替えて朽木学校前バス停へ向かう。

 暇な道子はネットを楽しみ、「さっき通った宝牧場にレストランがあって、14時までだって!」と道子。早く気付けばステーキ食べられたかも」と哲郎。哲郎は隣のコンビニで買ったコーヒーを飲みながら、のんびりとバスを待つ。

ふれあいの里を下って行く 朽木学校前バス停

 朽木学校前からJR安曇川駅までは740円、畑のバスに比べると随分と高い。2人を乗せたバスは遠くにある集落を回りながらゆっくりとJR安曇川駅へ向かう。








主は季節のために月を造られました。
太陽はその沈む所を知っています。


詩篇 【 104:19 】
ちょっと寄りたいが、又にしよう!