伊吹山 秋の野草観察 / 2017.09.02


 
名残のサラシナショウマを楽しむ


2017.09.02 (土) 晴れ   哲郎、道子

行き:JR京都 7:16 = JR関ヶ原9:25 - 伊吹山山頂駐車場
帰り:伊吹登山口 14:30 - JR近江長岡15:06 = JR京都駅
コース:
伊吹山山頂駐車場~西遊歩道~山頂広場~△伊吹山~上野登山道下山口~上野登山道~三合目~二合目~林道~旧ゴンドラ駅~三宮神社~登山口バス停





 チョット遅くなったが、伊吹山秋の野草観察に出かける。もう9月なので山頂へのバスは土日のみの運行となる。関ヶ原駅前から15人ほどの観光客を乗せバスは山頂へ向かう。山頂駐車場には早い時間からたくさんの車が止まっていて、それを見ながら食堂へ向かう。

 今日も伊吹山菜そばとコンビニで買っておいたオニギリで早い昼食とする。今日は上野登山口14時30分のバスで帰るので、いつもより早く食事を終え、食堂のデッキで準備して西遊歩道へ向かう。

 登山協力金を投入し遊歩道を歩き始める。秋の野草と言えばサラシナショウマ、残念ながら草原が白一色とはならず、もう見ごろを過ぎているようである。

電車から見る雄大な伊吹山 登山協力金を投入し遊歩道を歩き始める

 しばらくはフジテンニンソウとアカソが続く、これらの花が繁殖してくると他の野草が減ってくるようである。ルリトラノオがポツポツと見えてくると秋の野草もたくさん見えてくる。

 今はシモツケソウのピンクに変わりアキノキリンソウの黄色が目立ってくる。その間にイブキトリカブトやコイブキアザミを見ると秋を感じる。

最初はフジテンニンソウとアカソが続く サラシナショウマは
もう見ごろを過ぎているようだ

 今日は駐車場がいっぱいだったのだが、遊歩道を歩いている人は少なくゆっくりと野草観察ができる。でも「今日は速く進もう!」と道子、カメラに忙しい哲郎はず~と遅れてしまう。「仕方ない」と、今日は同じ花はなるべく撮らないようにする。

 スイスイ進み、シモツケソウの保護区に来るが、もうピンクの花はないので、フェンスの間から覗く人はいない。

人は少なくゆっくりと野草観察ができる 保護区を覗く人はいない

 遊歩道沿いにツリガネニンジンの群生、今度はルリトラノオの群生と紫の花が広がって綺麗。「こんなの久し振りだ」と哲郎、「これは背の高い雑草を刈ったからよ!」とあっけない道子。ワレモコウも沢山群生していて、山頂のお花畑は日々変化しているようである。

ツリガネニンジンの群生を ルリトラノオが綺麗

 山頂広場に着きトイレ休憩とする。まだ11時10分、チョット急ぎ過ぎたようで「下山には早い!」と山頂広場を周回することになる。今日は山頂の食堂も賑わっているようである。

 何処も人が多いので、途中で野草観察を止め下山することにする。11時30分、まだまだ下山には早い時刻だが上野道を下り始める。上野道のサラシナショウマも少なく、イブキトリカブトも見頃を過ぎているので、秋は早くやってきているようである。

上野道を下り始める 9合目の分岐から岩場の道へ

 9合目の分岐から岩場の道を下り始めるが、まだまだ早い時間なので登ってくる団体さんが多く、随分と待つことになる。8合目のベンチを過ぎると、だんだん道は緩やかになる。前回ここから5合目までは大きな石がゴロゴロして歩きにくかったが、道を手入れしたのか、多くの登山者で平になってきたのか、前回より歩きやすくなっている。

3合目広場を見ながら下って行く(7合目) ススキの5合目に着く

 今日は9合目から下の3合目が見え、前方には霊仙山や鈴鹿の山々が見えるいい天気、秋風も通り心地よく下って行く。5合目のベンチで飲水休憩、すぐに今日も迂回路の林道で4合目へ向かう。

 3合目広場に着きトイレ休憩、哲郎は野草観察だと広場をウロウロする。3合目~2合目の登山道、「キムケン&ユッキー」さんの報告によると、蜂の巣があり迂回の案内があるそうだが、もう処理されたのだろういつもの登山道を下って行く。

4合目から3合目広場へ 1合目から見る雄大な霊仙山

 「今日は急ぐ!」と、1合目から緩やかな林道を止め登山道を下って行く。13時40分、登山口に着きトイレで着替えてバスを待つ。今日は木陰にいると涼しい風が通り心地よいのだが、それでも哲郎はガリガリクンで身体を冷やし、道子は伊吹牛乳を美味しく頂く。

 やって来たバスに10数人の登山者が乗り、16時のバスより利用者が多いようにも思われる。今日は急ぎ足の野草観察であったが、たくさんの野草を楽しむことができ、満足しながら京都へと帰路に着く。







アキノキリンソウ クサフジ
イブキトリカブト キセワタ
コイブキアザミ コウゾリナ
クサボタン メハジキ






ミツバベンケイソウ ニセイブキゼリ
タムラソウ フジテンニンソウ
トモエシオガマ ツリガネニンジン
ツルボ ワレモコウ
ヤマハッカ ヤマホタルブクロ







主は季節のために月を造られました。
太陽はその沈む所を知っています。


詩篇 【 104:19 】
JR近江長岡駅から見る伊吹山