半国高山 (杉坂口~供御飯峠~岩谷林道)//北山
2017.01.13


 
半国高山へは
供御飯峠のお地蔵さんの横を登って行く


2017.01.13 (金) 曇り   哲、道

行き:JR京都駅 7:50 - 杉坂口(JRバス)
帰り:小野郷 12:53 - JR京都駅
コース:
杉坂口バス停~林道出合~林道分岐(供御飯峠道)~供御飯峠~・530ピーク~P534~鞍部で林道支線出合~林道終点~△半国高山~林道終点~岩谷林道出合~小野郷バス停







 今夜から天候が冬型になり、数日間雪が続くという予報、雪の方は楽しみにしておいて、今日は近郊の半国高山へ出かけてみる。

 JRバス周山行きに乗るが、高雄を過ぎると乗客は我々二人になる。外の気温も中川集落でー2℃である。杉坂口で降り周囲の山々を見るが雪は見当たらない。バス停は国道がカーブしている所にあり、スピードを出して通り過ぎる車が危ないと、信号のある横断歩道を渡る。

 三叉路から氷室へ向かう橋を渡らず、少し戻って橋の下への階段を下りて行く。橋の下は荒れているが、風雪がしのげるので、いつもここで準備する。

車が危ないと、信号のある横断歩道を渡る 少し戻って橋の下への階段を下りて

 橋の下にも橋があり、清滝川を渡ると林道に出合うので、これを北(左)へと進んで行く。左手の建物を過ぎると川に沿って歩くようになる。今日はまだ晴れているが、前回来た時は、この付近から雪が降り始め、一日中雪の中を歩いたことを思い出す。

 周囲は、雑木が目立たないほどに植林が広がっている。道端の小屋から煙が上がっていて、山仕事の前に暖を取っているのだろうオヤジさんと挨拶を交わす。清滝川から離れ、小さな谷沿いを歩き始めると、だんだん登り始める。

林道に出合うので、これを北(左)へ 川に沿って歩くようになる

 標高270mで谷の橋を渡ると、左手に2本の細い林道を見る。その手前の林道が供御飯峠への道である。車止めゲート前には古い小さな標識が残っている。その車止めを抜け急坂を登って行く。

標高270mで谷の橋を渡ると
左手に2本の細い林道を見るく
ゲート前には古い小さな標識が

 地形図ではこの林道を詰めて行き、真っすぐ峠へ進むのが峠道となっているが、林道が終わると植林地の急坂を登ることになる。そこは不鮮明で道もないので、途中にある林道の支線を登って行く。標高300mまで登ると右手に折り返すように登って行く道を見る。これが峠への道で分岐を右に取り急坂を登って行く。

車止めを抜け急坂を登って 分岐から折り返すように登って行く

 急な支尾根を折り返しながら登って行くと、緩やかになり植林地の中を進んで行く。峠に近づくころ2ヶ所倒木で歩きにくくなっているが、それを過ぎると林道終点に着く。もう峠直下まで来ていて、峠道を2折れし登って行くと供御飯峠に着く。

林道終点から植林地の中を 林道終点から峠道を2折れし
登って行くと供御飯峠に着く

 峠を真っすぐ下って行くと小野郷へと下って行く。半国高山へは北の尾根をとる。階段を数m登って行くとお地蔵さんがあり、そこで小休止する。ここには2本の大木があるが、1本は峠へかなり倒れ込んでいるので、この大木が倒れるとお地蔵さんも倒れてしまうような気がする。

 以前来た時は、生花が供えてあったが、今日は見当たらない。ここは小野郷から大分登ることになり、お地蔵さんを世話する人も高齢化してきて、その数も少なくなってきたのかも知れない。

 急な尾根を登って行き半国高山へ向かう。急坂が終わると周囲は雑木に変わり素朴な尾根を緩やかに登って行く。「この素朴さが北山らしい!」と哲郎。

峠の上にお地蔵さんがあり 素朴な尾根を緩やかに登って行く

 尾根にソヨゴの木が続くが、実があまり目立たない。「雪の中だと、よく目立つのに!」と道子。右手に植林が迫って来る所もあるが雑木道が続く。一登りすると左からの支尾根と合流し、標高530mの小ピークに立つ。ここから尾根は北東に向く。

雑木道が続く 標高530mの小ピークに立つ

 雑木の中を緩やかに下って行くと、すぐに植林地に変わる。ここで古い標識を見るが、ここでいいのかどうか微妙なところに付けてある。先へ進むと尾根はすぐに鞍部へと下って行く。

 鞍部からP534へと登って行くのだが、逆コースでこの鞍部へ下る場合は、P534の尾根は南へと下り尾根から外れているので注意を要する。

古い標識を見る 鞍部へと下って行く

 鞍部からP534へは目の前の雑木が切れたところを登って行き、踏み跡を辿って尾根に出る。供御飯峠から半国高山へのコースで分かり難いのはここだけのようである。尾根には古い標識もあり、緩やかな雑木の道を進んで行くとP534に立つ。

P534を下った鞍部から
雑木が切れたところを登って行き
踏み跡を辿って尾根に出る
尾根には古い標識もあり P534付近

 P534から少し下って、半国高山が一望できるところから山頂を眺めるが、前方の木が育ってきてほとんど見えなくなってきている。そこから急坂を下って標高500mの鞍部に降り、また登ってと、これの繰り返しである。緩やかな疎林の尾根を進むと再び標高500mの鞍部に降り立つ。

P534から急坂を下って 緩やかな疎林の尾根を進むと

 降り立った鞍部の左手に細い林道を見る(チョット分かり難いかも)。ここからは登りもきつくなるので、今日もこの林道を利用して登ることにする。数分で林道終点に着き、右の尾根に乗る。

 緩やかな尾根もすぐに急な登りに変わる。積雪はないが、アイゼンの方が楽に登れそうな気がする。植林地の急坂が終わり周囲が雑木に変わると山頂は近い。

P534から急坂を下って 急な植林地を登って行く

 △半国高山に着く。日は陰り冷たい風が強く吹いてきたので「雪が近い!」と、すぐに下山し早いバスで帰ることにする。尾根を引き返し、急坂を下って行く。下り切ったところから登りで利用した林道に入り、これまた急な林道を下って行く。

△半国高山に着く 尾根から登りで利用した林道に入り

 標高500mの鞍部まで来ると、林道は尾根を外れていく。途中で折り返し谷間を下るようになる。右手からの谷に出合ったところで道が少し崩れているので、ここだけ慎重に進む。10mも進むと崩壊した道は谷へと落ち込んで行く。再び林道を下って行くと、標高400m付近で岩谷林道に出合う。

標高500mの鞍部まで来ると
林道は尾根を外れていく
ここだけ慎重に進む

 岩谷林道を少し下ったところに小屋があり、バスには時間があるので「ここで昼食を!」と思ったが、「先にバス停へ行きたい!」と言う道子、二人はそのまま林道を下って行く。

 植林地の中の谷沿いの林道、大きく変わったところはなく、ただ黙々と下って行く。山頂から55分で下り、林道入り口のゲートに着く。12時10分、いつも後始末する神社は冷たい風が通り抜け、雪も舞ってきたので小野郷の派出所へ向かう。

林道支線から岩谷林道へ 林道入り口のゲートに着く

 今日は出かけているパトカーの駐車場、道子はトイレで着替え、トイレ前で昼食とする。軒はあるが「風が通って寒い!」と哲郎はウィスキーを取り出し口にそそぐ。オニギリを食べているとパトカーが返ってきたので、おまわりさんと挨拶を交わす。

 雪は止んでくれないので、「早く下山して良かった!」と、定刻にやって来たバスに乗り、二人は帰路に着く。







主は季節のために月を造られました。
太陽はその沈む所を知っています。


詩篇 【 104:19 】
「もうロウバイが咲いている」と道子